交通事故に関する治療
交通事故の治療は、基本的に、自賠責保険・任意保険等の保険をご使用頂く事で、患者さまの御負担は原則ございません。
(保険会社との連絡がとれていない場合は、一時金をご負担頂くことがありますが、連絡がつきましたら、御返金いたします。)
※加害者が特定できない場合などは、健康保険第三者行為の手続きをすることによって健康保険が適応されることもありますのでご相談ください。
交通事故の場合、保険診療と異なり、加害者(又はご本人)の加入している自賠責保険の保険会社の支払いとなります。
受診、診察、検査方法などは通常と同じですが、診療費の支払い方法が通常と異なるので、ご注意ください。
事故後時間がたってからの受診はトラブルのもとになりますので、できましたら事故後早めに受診してください。
人身事故の場合、警察提出用/会社提出用の診断書発行も可能です。受付にお申し出ください。
むち打ち症、腰部打撲による腰痛、手足の痛み、しびれ、頭痛、だるさ、不快感等、交通事故による症状、後遺症等で お困りの方は当院にご相談ください。
急性期(受傷~受傷後12週)
投薬
消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、シップ剤など
リハビリ
急性期は、動かすと痛みが増強する場合があるため、安静、電気治療、アイシング等、消炎鎮痛処置を中心に、生活指導運動指導等も行います。
ギプス、各種ベルトによる固定等を行います。マッサージが可能な場合は、追加します。
症状が強い方に対して、ブロック注射やトリガー注射、関節穿刺など、必要に応じて行います。
慢性期(受傷後12週~症状改善まで)
投薬
通常の鎮痛剤に加え、神経障害性疼痛に対しては、症状に応じて慢性疼痛に使用する薬剤などへ変更します。
症状に応じてブロック注射、トリガー注射、関節穿刺などを行います。
リハビリ(評価、治療)
ホットパック、マイクロ波、SSP 干渉低周波等、物療による治療、及び牽引、拘縮に対するマッサージ治療、ストレッチ指導 、日常生活指導など、ADLの改善を目標に治療致します。
外傷性頸部症候群(むち打ち症)は、さまざまな症状が残っていても、レントゲン、MRIなどの画像診断や神経学的に異常がないことが多いため、異常なしと治療を打ち切られているケースがしばしばあります。また会社や家庭においても、症状が目に見えないため『気のせいでは』、『心の問題では』などといわれ、理解を得られない場合も多くあります。
痛みで日常生活が困難でしたり、または精神的集中が出来なくなった場合など早めに痛みを取る治療を受けられると、良い経過を得られる傾向があります。