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天気と腰痛の関係

2022/06/06

天気と腰痛の関係

 

天気の悪い日は「腰が痛む」「頭痛がする」という人がおられるのではないでしょうか。
当院でも雨の日は「腰が痛い」「膝が痛い」という患者様が続いたりする事もあります。
最近では「気象病」「天気痛」と言われるようになってきました。
テレビの天気予報でも紹介されるコーナーも目につきます。

 

 

天気痛・気象病の人の割合

日本人の6割は天気痛・気象病です。
男性より女性に多い傾向があり女性は8割というデータもあります。
症状は個人差がありますが平均週2.2回発症し、生活や仕事に支障をきたす方も半数を占めています。

 

 

腰痛の原因

気象病で腰痛が起こる原因は自律神経の乱れに伴う血行不良ということが分かってきました。
天気が悪く、気圧が下がると耳の奥の内耳という器官で感知します。すると交感神経が優位に働いてしまう為自律神経のバランスが崩れてしまいます。
交感神経が優位になると、血管の収縮が起こって血流が悪くなります。血流が悪くなると筋肉が緊張したり、酸素の欠乏が招く組織の障害で発痛物質が出されたりして、腰痛が生じるのです。

 

 

自律神経ってなに?

自律神経とは自分の意志関係なく働きをする神経で、
呼吸・循環・消化・排泄など生命維持に必要な機能をバランスよく調整します。
昼間や活動時に活発になる交換神経と夜や安静時に活発になる副交換神経が活発になり。この2つの神経のバランスが崩れる事を「自律神経の乱れ」と言います。
自律神経が乱れると様々な体の不調が現れます。
(主な症状)
だるさ、倦怠感、睡眠不足、腹痛、吐き気、多汗、関節痛、肩こり、頭痛、動悸、不整脈、不安や緊張感の高まり など。

 

 

天気痛・気象病の予防方法

原因で自律神経の乱れを書きましたが、自律神経を整える事が大切になります。
自律神経を整えるのに大切な事は規則正しい生活が大切です。
決まった時間に寝るようにし、決まった時間に起床する。同じ時間に食事をとったりしていると自律神経も同じように働いてくれます。
ストレスを溜めない事も重要です。無理しすぎないように注意をし、リラックスできる時間を作るようにしてください。

 

 

天気痛・気象病の注意点

最後に天気痛・気象病で注意していただきたい事をお伝えします。
それは次のような症状がでた時にご自身「天気痛だから」だと決めつけるのはお辞めください。
急性的な痛みや、痛みが強くなってきているのがわかる。いつもと症状が違うと感じた時は迷わず受診ください。適切な処置をさせていただきます。
天気痛を予防しても腰痛が治るわけではありません。あくまでも痛みを助長するもので腰痛を改善させるには運動療法などが必要不可欠になります。

 

 

今から梅雨に入り、天気や気圧の変化により症状に悩まされる方もおられるでしょう。その時は無理をせず休息を1番にとってください。
それでも治らない、心配な方は是非当院を受診ください。