2022/10/10
オスグッド・シュラッター病とは
主に成長期の子供が、膝の前部と下部に痛みや、皮膚が赤くなったり、熱っぽさを感じる病気です。
この病気は脚の使い過ぎによって起こります。
太ももの筋肉(大腿四頭筋)は膝のお皿(膝蓋骨)を介して膝蓋靱帯として脛の骨(脛骨)にくっついています。
膝関節の屈伸する動作を過剰に行なった時に脛の骨に負荷がかかり成長軟骨が剥離してしまった状態をいいます。
バスケットボールやサッカーなどスポーツを活発に行う10才〜15才に多く見られます。
症状
脛骨結節(脛の骨)が徐々に盛り上がってきて痛みを生じます。
赤くなったり、熱をもったりする場合もありますが休むと痛みは和らぎます。
治療
レントゲン画像で診断を行います。
現在行っているスポーツを一旦お休みする事が大切です。
膝に負荷をかけない事が大切で痛みがある時は患部をアイシング(氷で冷やす)し消炎鎮痛剤の内服やテーピングによる膝蓋靱帯の負担を軽減させます。
リハビリは、膝に負担が集中しないように、お尻や足首の筋力とレーニングを行い、負担を分散させます。
一般的に、試合形式の練習復帰まで、初期症状であれば平均6週間、症状が進行していた場合には平均13週間かかります。
症状が良くなり、同じようにスポーツをすると再発してしまいます。
再発予防の為に十分なウォーミングアップを行い、筋肉の柔軟性を確保したうえでストレッチを行うことが大切です。
当院のリハビリでは再発防止の指導までしっかりお伝えしますので、オスグッド・シュラッター病でお困りの方は是非当院をご利用ください。