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内科医が教える風邪の症状と対処法

2023/09/08

風邪の症状と対処法|内科医が症状別に詳しく解説!

 

 

 

風邪は、誰もが経験する身近な病気です。しかし、風邪の症状や対処法について、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

 

このブログでは、風邪の症状と対処法を、症状別に詳しく解説します。風邪をひいたとき、どうすれば良いのかわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

風邪とは

 

風邪とは、鼻やのどなどの上気道にウイルスが感染して起こる、急性の炎症です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、発熱などの症状が現れます。

風邪の原因となるウイルスは、200種類以上あると言われています。代表的なものでライノウイルス、コロナウイルスが多く、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどがあります。

インフルエンザウイルスは、発熱、悪寒、筋肉痛、倦怠感などの全身症状を伴うことが多いです。ライノウイルスは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻症状が主な特徴です。アデノウイルスは、咽頭炎、扁桃炎、結膜炎などの症状を引き起こします。

 

 

風邪の症状

 

風邪の症状は、一般的に以下のように現れます。

 

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • のどの痛み
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛

これらの症状は、発症後3日前後がピークであり、7~10日間かけて軽減していきます。

 

 

風邪 症状別対処方法

 

風邪の症状別に対処法をご紹介していきます。

 

くしゃみ

くしゃみは、鼻やのどに入ってきた異物を外に出すために起こる反射です。くしゃみ止めの薬を服用すると、症状を緩和することができます。

 

鼻水

鼻水は、鼻の粘膜が炎症を起こして、粘液が分泌されることで起こります。鼻水を止めるためには、鼻をかんだり、鼻水を吸い取ったりしましょう。

また、鼻水を吸い取る場合は、ティッシュを2重にして使用すると、ウイルスが拡散するのを防ぐことができます。

 

鼻づまり

鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れて、鼻腔が狭くなることで起こります。鼻づまりを解消するためには、鼻腔を拡張させる薬を服用したり、蒸しタオルを当てたりすると効果的です。

 

のどの痛み

のどの痛みは、のどの粘膜が炎症を起こして、痛みを感じることで起こります。のどの痛みを抑えるためには、のど飴や、のどに直接塗る塗り薬を服用すると効果的です。

また、のどを温めるために、蒸しタオルを当てるのも良いでしょう。

 

咳は、気管や肺などの上気道に異物が入ったときや、炎症が起こったときに起こります。咳を止めるためには、鎮咳剤を服用すると効果的です。

ただし、咳は、痰を排出する役割も担っています。咳が止まってしまうと、痰がうまく排出されず、肺炎などのリスクが高まる場合もあります。

 

痰は、気管や肺から分泌される粘液です。痰を出すことで、気管や肺の粘膜を保護したり、細菌やウイルスを排出したりする役割があります。

痰を出すときは、無理をせず、のどに力を入れてゆっくりと吐き出すようにしましょう。

 

発熱

発熱は、体温調節機能が働いて、ウイルスを排除しようとする際に起こります。発熱を下げるためには、解熱剤を服用すると効果的です。

ただし、発熱は、ウイルスを排除する大切な働きです。発熱があっても、無理に下げすぎるのは避けましょう。

 

倦怠感

倦怠感は、ウイルスが体力を奪われて起こります。ゆっくりと休んで、体力を回復させることが大切です。

 

頭痛

頭痛は、ウイルスが体内に侵入したことで起こる炎症が、頭蓋内を圧迫することで起こります。頭痛を抑えるためには、鎮痛剤を服用すると効果的です。

 

関節痛・筋肉痛

関節痛や筋肉痛は、ウイルスが体内に侵入したことで起こる炎症が、関節や筋肉に広がることで起こります。関節痛や筋肉痛を抑えるためには、鎮痛剤を服用すると効果的です。

 

その他の症状

風邪の症状には、上記以外にも、下痢や嘔吐、下肢浮腫、皮膚の発疹などがあります。これらの症状は、風邪のウイルスによって引き起こされるものもありますが、他の病気が原因である可能性もあります。

風邪の症状が重い場合や、他の症状が伴う場合は、医療機関を受診するようにしてください。

 

 

風邪を早く治すためにできること

 

風邪を早く治すためには、以下のことに気をつけてください

  • 十分な睡眠と休養をとる
  • 水分をしっかりとる
  • 栄養バランスの良い食事を摂る
  • 室内を清潔に保つ
  • 手洗いをこまめに行う

 

風邪は、ウイルスが体内に侵入することで起こる病気です。そのため、ウイルスに感染しないことが、風邪を予防する一番の対策です。

手洗いやマスクの着用など、ウイルス感染を予防する対策をしっかりと行うようにしましょう。

 

 

風邪を患った際の注意点

 

風邪を患った際は、以下のことに注意してください。

 

  • 無理をしない
  • 人にうつさないようにする

 

風邪を患うと、体力が低下してしまいます。そのため、無理をすると、病気が長引いたり、重症化したりする可能性があります。

 

また、風邪のウイルスは、咳やくしゃみ、飛沫などによって感染します。そのため、人にうつさないように、マスクを着用したり、人混みを避けたりするようにしましょう。

 

風邪は、誰もが経験する身近な病気です。しかし、風邪の症状や対処法を正しく理解しておくことで、より早く治すことにつながります。

 

 

身体のことでお困りの際はゆたかクリニックを受診ください。

兵庫県尼崎市立花町1-5-15 JR立花駅北口徒歩2分 ゆたかクリニック

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