06-4961-5700

menu

けがの応急手当て

2022/12/26

けがをしたときの応急手当て

 

 

「けが」の応急手当てについてです。分かっているようで分からない。いざとっさの判断で迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

けがの種類によってまとめています。しっかり応急手当てをされた後は「ゆたかクリニック」に来院していただくかお近くの医療機関を受診ください。

 

 

すり傷

 

皮膚の表面が削れるため、滲出液が多く出るのが特徴です。傷口に汚れが入り込みやすいため、傷が治ってもそれがしみとしてのこる場合があります。

 

〈すり傷の手当て〉

 

  • 出血がひどいときは、まず止血を行います
  • 水道水などの流水で、傷口を十分に洗い、土や砂などの異物を除去します。異物が入った場合は、消毒液で傷口を消毒しますが、通常は流水で傷口を洗い、傷に絆創膏も貼らないようにします。そのほうが速くきれいに傷が治ります。
  • 清潔なガーゼや布で、傷口をしばらく圧迫した後、包帯を巻きます。皮下出血がある場合は、圧迫と同時に保冷剤で患部を冷やします。

 

 

切り傷

 

出血している場合は、まず止血することが重要です。傷の程度によっては、縫合の必要があります。

 

〈切り傷の手当〉

  • 出血量が多いときは、直接傷口に清潔な布やガーゼを重ねて当て、手や包帯で強く圧迫します。血液による感染が心配な場合は、ビニール手袋などをはめて圧迫します。止血できないときは、出血箇所から外れて圧迫していないか、圧迫する力が弱くないかを確認しましょう。
  • 患部が汚れているときは、水道水などの流水で洗浄します。
  • 消毒液で患部を消毒します。清潔なガーゼなどでしばらく圧迫した後、包帯を巻きます。

 

 

刺し傷

 

傷が深い場合は、嫌気性菌などの細菌感染が起こりやすいので注意が必要です。

 

〈刺し傷の手当て〉

 

  • 出血量が多いときは、清潔な布やガーゼなど傷口に当てて止血します
  • 水道水などの流水で傷口を洗い流します。釘やガラスなどが刺さった場合は、無理に抜くと出血がひどくなったり、傷の方向がわからなくなったりするので、刺さった状態のまま病院に行きましょう。
  • 清潔なガーゼなどで10分ほど圧迫し、包帯を巻きます。