2022/04/25
五十肩とはどんな病気?
ゆたかクリニックブログに訪問いただきありがとうございます。
今回は「五十肩」について書かせていただきます。
五十肩って皆さんよく耳にされると思います。
普段の会話の中でも「もう私五十肩で・・・」て度々でてくると思います(笑)
正確に言いますと五十肩というのは
「肩関節周囲炎」という病気で肩関節に炎症が起こり、肩関節の痛みと運動障害が現れる状態の総称で、
関節の動きが硬くなることが特徴です。
40才〜60才の患者様が80%を占めています。
では例えば、肩が痛くてゆたかクリニックに受診されたとしましょう。
ここでまず医師が確認をするのは・・・
- 痛みの原因になることはありますか?(発生原因の有無を確認しています)
- 痛みは強くなってきていますか?夜間に痛みが強くなりますか?(痛みの変化があるのか確認しています)
- バンザイできますか?(肩の可動域の確認をしています)
この3つはまず確認します。
そして「レントゲンを撮りましょう」と行ってレントゲンを撮ります。
レントゲンを撮ったあなたが診察室で医師に言われるのは
医師 「レントゲンでは異常はないですね」
あなた 「・・・。 はぁ。 そうですか・・・。」
とちょっと残念な結果になるかもしれませんよね。
ただ「五十肩」はこういう病気なのです。
何もレントゲンやMRIを撮影しても異常な箇所がない病気なのです(泣)
じゃーなぜレントゲンを撮ったのですか?
ってなるかもしれませんが、それは何もない事を確認する為と
肩の他の病気「変形性肩関節症」や「石灰沈着性鍵盤炎」になっていないか確認をしています。
では「五十肩」になると数ヶ月は完治するのにかかると思ってください。
根気よくリハビリに通院していただく必要があります。
症状は大きく分けて3つに分けられます。
急性期→慢性期→回復期
です。
急性期は肩の違和感。動かしたら痛みがありのは当然ながら安静時にも夜間ズキズキ痛んだりします。
この時期の治療として
・肩の安静
・湿布や消炎鎮痛剤の内服
・ステロイド・関節機能改善剤 主に注射
肩を安静とし、痛みを抑えるための薬を使用します。
慢性期では、痛みは次第に治まるのですが、肩の動く範囲が狭まってしまいます。
(日常動作に支障をきたすこともあり、特に髪を整えたり、服を着替えたりすることが難しくなることがあります。)
この時期の治療は
・ストレッチ
・温熱療法(入浴など)
・関節機能改善剤 注射
など痛みを強くしないようにしながら、肩を動かせる範囲を増やしていきます。
回復期になると痛みはほとんどなく、肩の動きが少しずつ改善していきます。
この時期になると
・ストレッチ
・運動療法
に力を入れていきます。
「五十肩」の話は異常になります。
ゆたかクリニックではリハビリ室から、五十肩の患者様に向けた
「お家でもできるリハビリ」をレクチャーしています。
是非気軽にお声かけください。
また、このブログを読まれて、肩に痛みがある方や肩の痛みに諦めてしまっていらっしゃる方がおられましたら是非受診してみてください。
お待ちしております。